国境の街チェシンの国際列車


 チェコ・ポーランド国境の東端近くにチェシン(ポーランド語Cieszyn/チェコ語Tesin/ドイツ語Teschen・テッシェン)というチェコとポーランドにまたがる街があります。この街にはポーランド側からもチェコ側からも鉄道が伸びていて、チェコ側はチェスキー・チェシン駅、ポーランド側はチェシン駅とそれぞれの側に駅があり両駅は歩いても移動できる程度の距離です。この両駅を通る国際列車に乗ってみることにしました。


 両駅のうち本数が多く便利なのはチェコ側のチェスキー・チェシン(Cesky Tesin・チェスキーは「チェコの」という意味)駅です。到着すると駅名がチェコ語とポーランド語で表示されているのが見えさすが2つの国に跨る街らしいと感心しました。


 駅舎内はチェシンの街の紋章も見えシャレています。窓口のデザインなどもなかなかステキでした。


 チェスキー・チェシン駅(図の左下・南西側)とチェシン駅(図の右上・北東側)を結ぶ鉄道はチェシンの街中を避け北東側をぐるっと遠回りしています。列車に乗るのはあと回しにし歩いて街中を見物しながらチェシン駅に向かいました。街の中を流れるチェコ語だとオルシェ川(Olse)、ポーランド語ではオルザ川(Olza)が国境です。


 ポーランド側のチェシン駅は無人駅で駅舎が閉鎖されていてややさびしい雰囲気でした。ここ発着の旅客列車はポーランド側からもチェコ側からもこの駅で折り返す運行形態でチェコに行く国際列車はチェコ仕立ての列車です。チェコからやって来た列車は2両固定編成のレールバスというささやかなものでした。


 折り返しの列車に乗るとチェシンの街をぐるりと迂回し国境のオルザ/オルシェ川を渡ってチェスキー・チェシンまではひと駅・5分ほどとあっという間です。チェスキー・チェシンで降りまだ先に向かう列車を見送ると国際列車に乗って国境を越えて来たのにまだ乗ったチェシン駅と同じ街の中にいることになるのでなんだか面白くなりました。


景色は乗った後に(遠距離館)チェコもくじ>このページ

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