ドレスデンの路面電車祭り(後編)


 以下は前編の続きでドレスデンの路面電車博物館へと向かいます。


 ドレスデンで乗りたいと思っていた保存車はボギー車の1716号です。1人分ずつ分かれカッチリした印象のセミクロスシートの上にはベルト状の革がこれこそ吊革という感じに下がり外観とともに面白い雰囲気が漂っています。


 特異な細い顔を見ていると気になるのが内側の運転台です。ガラガラ回すコントローラがなく左手でボタンを数秒押して放すと自動進段していきペダルを軽く踏むとノッチオフ、もっと踏み込むとブレーキという珍しい操作でした。乗降扉の開閉は右側のワイヤーで行ないます。


 1716号の乗り心地を楽しんで路面電車博物館に着きました。現役の車庫の一角に保存庫と一体になった博物館棟があり走って来た保存車が次々としまわれていきます。さっきまで走っていた車両が館内に戻って展示物になったところを見たらなんだか夢から覚めたような気分になりました。


 館内にはこの日運行された車両以外にも事業用車や凸型電機、郵便車と可愛らしい雰囲気の車両が保存されています。


 博物館棟を出ると車庫の一部を区切って祭りの会場としタトラをジャッキで持ち上げる実演なんてのも行われていました。また子供向けに色々と遊び場が設けられているのに混ざって屋台ではビールが売られていたので大人の私はソーセージをつまみに一杯飲んで休むことにします。


 会場の端には電車の乗り場が設けられ車庫外を回って戻って来る保存車両の運行がありました。ほろ酔いで最古参の309号に乗って街中を走るのはなんとも気分のいいものです。ループの折り返し停留所で一般の営業列車と並ぶといよいよ楽しくなりました。


 保存車両と言えば会場からバスも運行されているのですからうれしいものです。やはり車庫外の街中を走って戻って来るのですがこちらは途中降りる間はなくノンストップでした。Bussing、Roburとどちらも東ドイツ製です。


 東ドイツ製に混ざってハンガリーのイカルスのバスも運行されていました。さらにフォルクスワーゲン、DKW Auto Union、BMWとドイツらしいクラシックカーもやって来て花を添えます。

 という具合に盛りだくさんでなんとも楽しいお祭りでした。


景色は乗った後に(遠距離館)ドイツもくじ>このページ

inserted by FC2 system