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ニュルンベルクの路面電車博物館


 ニュルンベルクには路面電車博物館(Historisches Strassenbahndepot Nuernberg)がありここを起終点に動態保存車両が運行されているというので乗りに行くことにしました。最寄の停留所は6番の路面電車のPeterskircheです。降りて線路沿いに東に向かうと博物館への分岐がありその先に発車を待っている電車が見えました。1935年製の二軸単車876号が1951年製のトレーラー1258号を牽く2両編成です。表示されている15番はニュルンベルクの街を8の字状に一周し博物館に戻ってくる系統で逆回りはありません。


 あいにくの雨天でしたが暗いと照明が映えそこで発車を待つのもいいものでした。時間になると一般系統の6番が通り過ぎるのを待って営業線へと進みニュルンベルク一周が始まります。


 一周の所要時間は55分とかなり乗りでがありますが大半の停留所は通過し途中乗降できるのは3ヶ所だけなのでなんだか優等列車のようです。ニュルンベルク城に近い旧市街北西の入口Tiergaertnertor停留所、ニュルンベルク中央駅停留所(左の画像)、ナチス時代の保存・展示施設があるDoku-Zentrum停留所(右の画像)と観光利用しやすそうなところに停まりながら博物館に戻りました。一周乗り通すのも楽しかったのですが観光がてら乗るのもよさそうです。


 電車を降りて博物館に入ると馬車鉄道時代の1881年製の11号からずらりと保存車両が並んでいます。1913年製の二軸単車641号を覗くと電気暖房になる前に使われていた暖炉が見られました。


 1909年製のボギー車144号は優美な車体に台車の輪径の違いがよいアクセントになって何とも素敵です。中に入って天井を見上げるとこれまた美しく見とれてしまいました。第二次大戦中から戦後はポーランドのクラクフで使われその後ニュルンベルクに戻りこうして保存されているそうです。


 1926年製の事業用車A86の向かいに設えられたテントの中は展示コーナーになっています。奥に並ぶ二軸単車1940年製の910号と1953年の111号は落ち着いたクリーム色が好印象です。


 館内の一角には1956年製のトレーラー1299号を利用したカフェがありくたびれたら休むことができます。電車に乗ったり見たりでくたびれたら素敵な休み処もありと幸せなひとときを過ごせました。


(おまけ)ニュルンベルクには鉄道博物館「DB博物館(DB Museum)」もあります。路面電車博物館とそう離れていないのでハシゴできちょっとトクした気分になりました。


景色は乗った後に(遠距離館)ドイツもくじ>このページ

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