ドレスデン郊外の蒸気機関車


 ドレスデン郊外のレスニッツグルント鉄道(Loessnitzgrundbahn)は全ての列車が蒸気機関車で毎日運行されています。ドレスデンの街中から近く手軽なので行ってみることにしました。


 ドレスデン中央駅から近郊列車のSバーンに15分乗ってラーデボイル・オスト(Radebeul Ost)で降りるとすぐ隣でレスニッツグルント鉄道の蒸機列車が出発を待っています。一般客車6両にオープンカーと荷物車1両ずつの計8両を機関車が牽くというなかなか堂々とした編成です。軌間は750mmとニブロクの762mmより狭いくらいですが存在感は標準軌のSバーンに負けていません。一般客車に乗ると意外に狭さを感じさせずトイレもついていてなかなか快適です。


 発車するとしばらく標準軌の複々線と並走し、分かれてしばらくすると今度は路面電車と平面交差します。ドレスデンの路面電車は1450mmと標準軌より広くいよいよ軌間の差がありますが道路と路面電車は踏切で停めるので偉い(?)のはこっちというところでしょうか。

 平面交差を過ぎると街は途切れ森の中を走って行きます。ここで折り返す列車の設定もある中間の主要駅モーリッツブルク(Moritzburg)では観光客を待つ馬車の姿がありました。


 モーリッツブルクでオープンカーに移ってみたところ天気も良く気持ちいいのですが煙たくシンダーも飛んできます。もっともこれは蒸機列車の味わいというべきなのでしょうけれども。ラーデボイル・オストからの16.6kmに51分かかるのんびりした走りを楽しんで終点のラーデブルク(Radeburg)に着きました。


 到着するとすぐに機関車が切り離され給水が始まりその間に汚れが拭かれていました。こうしてこまめな手入れがされているからか改めて見るとなるほどピカピカです。構内にはダブルルーフの客車が留置してあるのが目につきました。


 給水が済んだら機回しが行なわれ逆機のラーデボイル・オスト行きになります。今度は一番前の客車で機関車と差し向かいになって音を楽しみながらモーリッツブルクまで乗り煙を残して去っていく列車を見送りました。


 モーリッツブルクには観光名所のモーリッツブルク城がありレストランも多くひと息つけるところです。気持ちよく散歩と食事をして駅に戻ると見送ったのと同じ機関車がラーデボイル・オストからやって来てここで折り返すのでまたお世話になります。


 最後はラーデボイル・オストまで戻らずひとつ手前の路面電車との平面交差の脇にある駅ヴァイセス・ロース(Weisses Ross)で降りました。ここで降りた列車が踏切を渡るところを見物しようというわけです。路面電車も走っているような街並に蒸気機関車が毎日走っているという浮世離れした様子に改めて感心しドレスデンの街中に戻りました。


景色は乗った後に(遠距離館)ドイツもくじ>このページ

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