香港の2階建て路面電車(2016年)


 久々に香港の2階建て路面電車に乗ろうとしたら左の画像のような新しいデザインのハコながら釣り掛け音がする車両は増えず、右のような方向幕が電光表示に変わったもののパッと見それほどは変わっていないような車両がたくさん目につくようになっていました。乗ってみると釣り掛け音が響いて来ません。


 なんだかオール2階建て5両編成に見えたこの大韓航空号(?)も同様です。2階最前列にかぶりつき夜の香港を見物しつつ響いて来る釣り掛け音を楽しむというのは至福のひとときですがこの車両ではそうはいきません。ただ最前列の座席が前向きなので首は疲れませんけれども。この調子だといくらでも釣り掛けの2階建て電車がやって来てすぐ乗れるというステキな状況はどうもそうは長くなさそうです。


 なのでまだまだたくさん走ってはいても釣り掛け音が聞こえるとちょっとホッとします。なにやら腹掛けだかよだれ掛けのようなものを掛けていると思ったら運転士さんの訓練中とありました。


 古風な姿を残す120号は他の車両と一緒にごく普通に走っていて運がよければ乗れるというくじ引きのような楽しさがありますが狙って乗れないという点で私のようなヨソモノ泣かせではあります。この車両は釣り掛け音がよく響くのもイイ点です。


 コントローラにエアブレーキに手ブレーキに方向幕のレバーに、見ると回してみたくなってしまいます。


 貸切用の68号が待機しているのを見かけました。なかなか迫力のある竜のエンブレムが目立っています。


 同じく貸切用の28号です。派手なのが走って来るなあと思って見送ったあと食事をしてから逆方向の電車にかぶりついたところ今度は追いついて後ろ姿が見えなんだかうれしくなりました。どうもお祭りの山車に何度も出くわしたような気分です。


景色は乗った後に(表紙)香港もくじ>このページ

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