Metrocampania Nord Estのローカル電車(ナポリ)


 ナポリ中央駅から北東に3つの路線を運行する「Metrocampania Nord Est」(カンパニア北東交通とでも訳せばいいのでしょうか。)という運営体があります。内訳はべネヴェント(Benevento)まで71kmの電化路線、Aversaまでの近郊電化路線、Piedimonte Mateseまで82kmの非電化路線と結構な路線長ですが、ここではそのうちべネヴェントまでの電車に乗ってみたときの様子を紹介します。


 発着する場所はナポリ中央駅の一番奥にあるホームです。本当にこんなところに乗り場があるの?というような奥まった場所でした。なお切符はFSの窓口ではなく駅構内の売店で扱っていたので要注意。

 右の画像の電車はAle125原形車。丸っこく3枚窓の顔やスカートからちょっと名鉄のいもむし3400系を思い出しました。1950年代の車両といいますからいもむしよりずっと新しい車両です。


 さて私の乗ったべネヴェント行きは左の画像左のAle125更新車です。側面のスタイルは見た限りほぼ原型と同様でしたが顔は平面で角ばったものになっていました。並んでいる気動車は非電化区間へ向かうPiedimonte Matese行きAln668気動車。(非電化区間乗り鉄の話はこちら。)右の画像はAle125更新車の車内です。


 走り出すと走行音は静かで軌道の整備も良いのかなかなかよい乗り心地です。ナポリ近郊の線形が良い区間は快速運転で駆け抜け、途中のCancelloから田舎の山のなかに入ると左右にうねうねとカーブが多く今度は単線をのんびりと、窓から入る田舎の空気はとても気持ちのいいものでした。


 都市近郊私鉄っぽい乗り心地と田舎電車の乗り心地の両方を楽しみFSとの乗換駅べネヴェントに到着。駅前は街の中心からやや離れそれほど栄えていなかったのですが、土地の名物だというリキュールとチョコレートを売っているStregaというお店が目立っていました。

 という乗り鉄のあと印象に残ったのは清掃整備が行き届いていた点です。ナポリはゴミや落書きが多く申し訳ないけど正直こぎれいな感じではありません。そこを走る他の近郊鉄道の駅や車両がだいぶ汚されていたのに対し、この路線はキレイに保たれていました。田舎に向かう路線と言うことはあるのでしょうが他より多く手入れをしているのかも知れません。(2009年訪問)


景色は乗った後に(遠距離館)イタリアもくじ>このページ

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