Metrocampania Nord Estの非電化路線(ナポリ)


 ナポリ中央駅から北東に3つの路線を運行する「Metrocampania Nord Est」(カンパニア北東交通とでも訳せばいいのでしょうか。)という運営体があります。内訳はBeneventoまで71kmの電化路線、Aversaまでの近郊電化路線、Piedimonte Mateseまで82kmの非電化路線(Ferrovia Alifana/アリファーナ線)と結構な路線長を誇りますが、ここではそのうちPiedimonte Mateseまで行く気動車に乗ったときの様子を紹介します。


 スタートはナポリ中央駅の一番奥にあるホームから。早朝なので駅構内を宿にしている人たちがお休み中なのが見えます。往路に当たったのはイタリアの標準気動車の一つAln663。どことなくスカ色を思わせる塗装です。

 さてこの鉄道の面白い点の一つがナポリ近郊区間はFSの路線に乗り入れていることで、そのうえその近郊区間には経由が複数あったりします。往路はCancello経由でSanta Maria Capua Vetereに至りFS区間から分岐しましたが、複々線で近郊電車を追い抜きながら走る気動車を味わえるのはなかなか楽しいものがありました。車窓のヴェスヴィーオ山がだんだん遠くなります。


 Santa Maria Capua Vetereからは基本的に登り坂で徐々に標高を上げていきます。運行は集中制御のようでした。

 車窓は牧歌的ですがそれなりにひらけている雰囲気も感じられるところ。朝早かったのといまひとつピンと来るものがなかったので居眠りしてしまいました。


 ナポリ中央駅から2時間弱で終点のPiedimonte Mateseに到着。接続路線のないどん詰まりなので小さな田舎町かと思っていたら割と人が歩いていてクルマも多く意外でした。架線柱が立っているということはいずれ電化されるということなのでしょうからこれまた意外。

 構内には広々とした車両基地がありレアもの気動車Aln880が割とキレイな姿で憩っているのが見えました。どうせならあれに乗りたかったと思うところですが、今も運用についてるのでしょうか?


 復路はSanta Maria Capua VetereからAversa経由でナポリ中央駅に戻る列車に乗ります。経由が違うせいかナポリ中央駅の到着ホームは往路の列車が発車した駅の奥にあるホームではなく、割と駅の真ん中にあるホームでFSの新車ミヌエットととの縦列停車でした。

 往復してみてどちらかというとローカル区間よりもFSに紛れ込んでいる感じのナポリ近郊区間に面白みを感じたのですが、今後もし電化されるとするとこういうところがどうなるのか気になるところです。(2011年訪問)


景色は乗った後に(遠距離館)イタリアもくじ>このページ

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