トスカーナ鉄道(2012年)


 2009年・2011年に続き2012年にもトスカーナ鉄道(Transporto Ferroviario Toscano)に乗りに行きました。当サイトのコンテンツも3回目になりますがそれぞれ違う車両に乗っているのであわせてご覧いただければ幸いです。

(以前訪問した際のコンテンツ:2009年/2011年)


 今回も2011年の訪問時と同様に昼過ぎにアレッツォ(Arezzo)駅に行きました。ホームに入って来たのはE624という電車で、これまでの訪問時にも見たことはある車両ながら「顔」の窓周りが改造され浮かれた柄に塗り直されていたのでびっくりです。1930年代製という古い車両ながらこれだけ整備するならまだまだ使うつもりなのだろうとうれしくなりました。

 編成は2011年のときと同様に前後の電車に客車が挟まれるというもので、前後のE624は画像のようにそれぞれやや違った構造になっています。


 客室内は古風さとシートの新しい柄が組み合わさった好ましい雰囲気です。運転室の機器はEBizと同様で同じ操作でした。


 では発車となるわけですが、車窓の様子は前年と同様なので省略します。乗り心地は軌道も車両もしっかり整備された安定感のあるものでした。こうやって現代の日常生活に溶け込んでいる古い車両(あるいはキカイ)っていいなあとしみじみ思うばかりです。

 途中で以前にも見た電車Ale056や電気機関車E626の姿が見えました。どちらも元気そうで何よりです。運転士さんが「前に日本人が写真撮ってるのを見たことがあるよ」というのでつい車窓を見ながらカメラのありそうなところ(?)に目をやってしまいましたが、こちらは残念ながら(?)見られませんでした。


 1時間ほど乗り鉄を楽しみ、今回は終点のStiaまで乗らず交換列車のAle054が待つPoppiで降ります。Ale054も使う色はE624と同じながら違う塗り方なのがオシャレです。せっかくきれいになったんだからどうか落書きにあいませんように、と祈りつつ素敵な両車を見送りました。


景色は乗った後に(表紙)イタリアもくじ>このページ

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