カウナスのケーブルカー


 リトアニア第二の街カウナスにはケーブルカーが2路線あります。訪問時そのうちの1つ、Aleksotasにあるものはリニューアル工事で運休中だったため、運行されているZaliakalnisのケーブルカーにだけ乗ってみました。


 カウナス駅と旧市街の間くらいがカウナスの町の中心で、そのすぐ北にある丘に登るのがZaliakalnisのケーブルカーです。1931年開業といいますからなかなかの歴史。麓の駅のホーム入口には窓口があり、ホームに入るとき、あるいは出るときに現金で運賃を払います。そして上の駅のホームは自由に出入りが可能。つまり登りの乗客は麓の駅で「乗る前」に、下りの乗客は「乗った後」に運賃を払うというしくみです。


 ホームの端から見上げるとさほど遠くないところに上の駅が見えました。車両は近年改装されたもので車内は木を活かした暖かい雰囲気です。なお乗務員はいません。


 自動扉が閉まり動いたと思ったらすぐ行き違いで、2分とかからずに上の駅に着きます。駅はよく掃除され、架線柱に掛けられた鉢植えや花壇には手入れが行き届いていました。


 これはパンタグラフかビューゲルかポールか、あるいはホイールというべきかローラーというべきか、とにかく集電器はカワイイもの。上の駅にはもちろん運転室・機器室があります。この路線は特に時刻表というのはないのですがかなり頻繁に発着していて、訪問時(平日昼間)見ていたら乗客は片方に1人とか2人であっても5分と空けずに出ていました。(運転時間は7時〜19時)


 上の駅を出ると特に見晴らしがきくでもない普通の町で、目の前には一見すると教会とはわからない大きな「キリスト復活教会(Kauno Kristaus prisikelimo baznycia)」がでーんと建っています。平日の昼間ということもあるのでしょうが、ケーブルカーの駅に出入りする乗客に観光客然とした人は見かけず通行人がエレベータ的な使い方をする乗り物、という感じでした。


景色は乗った後に(遠距離館)リトアニアもくじ>このページ

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