マルタで乗りバス


 マルタでの「乗りバス」は路線よりも乗りたい車両を優先、つまり「とにかく気になる車両が来たら行先は気にせずすぐ乗り込む」という乗り方になったため路線ごとにまとめたコンテンツにできません。そのため話があちこちに飛びますがご容赦ください。


★ヴァレッタ(Valletta)のバスターミナル

 マルタの中心の街ヴァレッタにはマルタ最大のバスターミナルがあります。ターミナルは噴水を中心としたロータリー周りにバス停が並ぶ形で、一日中バラエティに富んだバスがひっきりなしに発着していました。一般車は通行できないのでバスとバスの乗客が入り乱れる中、時たま観光馬車が通過します。ということは馬車は通行していいわけですね。

 暗くなると噴水がライトアップされます。ヴァレッタの街は早仕舞いなので夜のバスターミナルも割と早くひっそりしますが、バスは遅くまで発着しているため夜もしぶとく噴水と合わせたバス見物ができました。


★スリーマ(Sliema)

 スリーマはヴァレッタから入江を挟んだ対岸にある街で、ヴァレッタとはバスのほか渡船でも行き来できます。古い街並のヴァレッタに対しスリーマは新しい建物が立ち並び若い世代が目立っていて活気はヴァレッタ以上に感じました。またお店も早仕舞いのヴァレッタに比べ遅くまで開いているところが多いようです。バスはスリーマ発着の系統もあるので海岸線に沿った路上ではたいてい数台が待機していました。

 ここでは右の画像のようにクラシックな観光用バスが停まっているのを見ました。普通のバスが相当クラシックなマルタで見るとなんだか逆に新しいバスに見えてしまうから不思議です。

 スリーマで乗ったバス。なんとなくスッキリした外見ですが乗ってみると古風な雰囲気で、曲がっている長いシフトレバーをあやつる様子は見ていて楽しいものでした。


★鳥バスと写真

 お、なんかいいバスだ、と乗り込んだこのバス、運転士さんにおカネを渡そうとすると、あれ?何だか動いてるぞ?

 運転士さんがバスの中で鳥を飼っていました。エンジン音に合わせてピヨピヨという鳴き声が車内に響きわたります。時折にゅーっと運転士さんの太い腕が伸び「ほーらエサだよ。」カワイイ鳥さんが、最前列のマニア席よりも運転席よりも前に陣取って乗りバスしてるというわけ。


 鳥バス(右)から左のバスに乗り継ぎます。乗り込むとこのバスそのものの写真がわざわざ貼ってあり(車外に出ればすぐ見られるのに…)、運転士さんが古そうな愛車と一緒に写っている写真も並べられていました。公私両方の愛車に対する運転士さんの並々ならぬ気持ちが感じられます。拝むべき方面も一緒なので何となく仏壇と通じるような雰囲気もありますが、ともあれこのような運転台まわりの個性ある装飾を見るのも楽しいものでした。


★新旧のバス

 ヴァレッタ近郊のとあるバス停です。雨の中いろんなバスが来るのを見ていてカワイイ丸顔バスがやって来ると顔がゆるみます。やっぱりいいなあ。

 乳母車を抱えて降りる様子を見るとステップが高く入口が狭いのでちょっと大変そう。次にやってきたノンステップバスと見比べると乗り降りのしやすさを見せ付けられるようで古いバス好きとして何とも複雑な心境にさせられました。


景色は乗った後に(遠距離館)マルタもくじ>このページ

inserted by FC2 system