モンテビデオの市内バス


 ここここで紹介している通り、ウルグアイの首都モンテビデオ(Montevideo)を走る旅客列車は近郊に向かうわずかな便数のみです。なので市内、近郊、長距離どれをとってもバスが公共交通の主役ということになります。

 この項ではそのバスのうち市内の路線バスの様子を紹介します。(中南米ではスペイン語を使っていても国ごとにバスの呼び方が色々あるそうですが、ウルグアイでもアルゼンチン同様路線バスはコレクティーボColectivoといいます。)


(1)中心街の18 de Julio通り

 モンテビデオの道は一方通行が多いのですが、中心街を東西にはしる目抜き通り18 de Julio通りは対面通行の大通りです。次々とバスがやって来るこの通りの周りでまずはバス見物。結構いろんな塗装のバスがやってきます。行先表示の電光表示化がかなりすすんでいる模様。

 側面の全面に広告が入ったバスは外が見にくいのでバス好き泣かせ。

 一本横道に入るとバスといっしょに馬もパカパカと歩いているのでちょっとなごみます。ウルグアイの人口330万人のほぼ半数がこのモンテビデオ周辺に集まっているそうですが、それでもなんとなくのんびりした雰囲気の首都です。

 では乗りバスしようという話になるわけですが、乗りバスの時間は乗り鉄の後の夕方ということでもう観光という時間でもなく、考えてみればそもそも乗り物だけが目的でモンテビデオに来たわけですからとりたてて行きたいところがありません。なのでとりあえず中心街の西、旧市街のどん詰まりまで行ってラプラタ川でも見てくることにしました。


 行き先が決まって今度困るのはモンテビデオのバス停には番号しか書いてないことです。手元に路線図がないので西に向かうバスにあてずっぽうで乗りこんでは聞いて、という原始的な方法で乗ることにしました。

 さてここでちょっとバスの乗り方を。バスはワンマンとツーマンがあり、どちらも前乗り後ろ降りの運賃先払いで行き先を言って運賃を運転手さん(ツーマンなら車掌さん)に渡します。釣り銭はどちらも手渡しで支払いはコインだけでなく紙幣も使えました。左のICカードを使う場合は先に行き先を言ってかざします。(購入していないので売り場など詳細は不明。)車内放送はありませんので運転手さんには車窓で見当をつけ降車ボタンか口頭で知らせるか、乗るとき「着いたら教えて」と頼んでおきましょう。


(2)旧市街

 さて旧市街に着きました。旧市街と言ってもよくあるようにごちゃごちゃしているわけではなく通りは整然としています。

 特にあてもないので適当に降りて足の向くまま歩き回ってみることにしました。

 なんだかポンポンと太鼓の音がするので聞こえる方に行ってみたら、道端で太鼓に色を塗っている最中でした。

 聞いてみるとカンドンべ(ウルグアイの音楽)に使う太鼓なのだとか。大きくてなかなか立派なものですね。


 ポンポンいうのを聞きながら海に、じゃなかった、ラプラタ川に出ました。でかいよなあ。これが川って言われてもどうもピンときません。そんなラプラタ川を見たらなんとなく満足したのでまたバスに乗ることにしました。

 何やら遺跡じみた雰囲気のバスの車庫があり、その前に人がたまっています。ということはバス停なのでしょう。私も混ざってバスを待ちつつどこへ行こうかなと考えてみますが、やっぱり特に行きたいとこもないなあ…。そうだバスターミナルにでも行くか、と今度は中心街から見て旧市街と反対の東側にある中・長距離バスターミナルに行ってみることにしました。


(3)中・長距離バスターミナル

 中心街を通り抜け中・長距離バスターミナルTres Crucesターミナルに到着しました。

 このバスターミナルはショッピングモールの下層にあり、買い物や食事も便利です。ショッピング・フードコートの階もターミナル階も負けず劣らずにぎわっていました。各社にわかれたバスの切符売り場にはかなり長い行列ができているところもあったので乗る場合は余裕を持って来たほうがよさそうです。

 バスターミナル前にはでっかいウルグアイ国旗をバックにした路線バス乗り場があります。

 ここで折り返すCA1系統はこのバスターミナルから中心街の18 de Julio通りを抜け旧市街で折り返す、というわかりやすい路線でした。バス停もこの系統用の表示、オレンジ色の大き目の札が他系統と別に掲げられておりやや特別扱いの系統のようです。バスターミナルと中心街・旧市街間を移動するなら一見の旅行者でも比較的利用しやすい系統なので覚えておく価値があるかも。


 というわけで大規模なモンテビデオのバス網のうちほんの少ししか乗れませんでしたが、見た限りどのバスもキレイで車内の雰囲気も悪くなく快適でした。案内が乏しい点がよそ者にはつらいものの細かく走っているので慣れればなかなか便利そうです。


★おまけ 特別バス(ESPECIAL)

 適当に乗りバスしていたらなんだか運賃が高めのバスにあたってしまいました。変だなあと思いつつ降りて改めて側面を見たところESPECIAL(特別)とあります。運賃差はたしか韓国の一般路線バスと「座席バス」の差みたいな感じだったのですが、車内の雰囲気は特に変わったところもありませんでした。結局何が特別なのかわからずじまいで気になっています。


景色は乗った後に(遠距離館)ウルグアイもくじ>このページ

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