クラクフの路面電車と空港列車


 ポーランドのクラクフで適当にトラムに乗り歩いてみました。良いと思ったのは車両の種類が豊富で変化があることと手入れや清掃が行き届き気持ちよく乗れる点、ちょっと残念に感じたのは古都を走るトラムながら旧市街の中心に乗り入れず「狭隘区間」がなさそうだったり、現役車両に釣り掛けはなく静かな車両ばかりということです。そんなわけであまりちゃんとは(?)乗っていないのですが以下思いつくままにクラクフの画像を並べていきます。


 まず左の画像はクラクフ駅前の停留所です。長編成の電車に安全地帯もない車道上から乗り降りするのはなかなか迫力がありました。乗って車内に貼られたメイドインポーランドと書かれたコンスタルの銘板を見るといかにもポーランドに来たような気がするものです。


 左:ドミニカ教会前のPl. Wszystkich Swietych停留所/右:連結面にはこんな注意がありましたがまたごうという命知らずがいるのでしょうか。


 左:ヴァヴェル(Wawel)城・大聖堂前のWawel停留所/右:そのヴァヴェル城をヴィスワ川にかかるGrunwaldzki橋からを見たところ


 左:Stradom停留所/右:聖ヨセフ教会前(Korona停留所近く)


 クラクフ駅の北、PKPの線路の西側に地下区間にもぐる出入口があります。地下区間はクラクフ駅をくぐって東側に向かうもので、途中地下停留所もあるなかなか立派なものです。


 地下区間入り口のお隣にはPKPの線路があり、しばらく見ていると釣り掛け電車EN57のほかポーランド製の新しい低床気動車がやってきました。


 話が路面電車から逸れたついでということで最後はクラクフ駅に停まる空港行き列車です。低床ホームで扉が高くて乗りにくいという状況はよくありますが、その逆で気動車が低床なのに対しホームは高床なのでかなりの段差ができているというのはなんだか惜しいものがあります。20分弱で着く空港駅は空港直結ではないのでバスに乗り換える必要がありました。とはいえ列車・乗り換え時間・バスと合わせてもクラクフ駅から正味30分くらいで空港のビルに着けましたからなかなか便利です。


■クラクフ市公共交通公式サイト


(2012年訪問)


景色は乗った後に(表紙)ポーランドもくじ>このページ

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