広島のドイツ電車と高知のオーストリア電車


 ポーランドのビトム(Bytom)で活躍する単車はドイツで第二次世界大戦中に行われた設計を戦後流用して作られたものです。このように影響を受けた車両は旧ドイツ圏各地で作られたそうですが、そのうちの2両が面白いことに広島と高知にあるので乗りに行きました。


★広島のドイツ電車

 広島市がドイツのハノーバーと姉妹都市という縁から広島電鉄はハノーバーから来た電車238号を持っています。

 客室の窓はハメ殺しでベンチのボックスシートが並びビトムの車両に通じる雰囲気です。運転台を覗くとコントローラのハンドルが円形で目立っています。ビトムの車両は空気ブレーキがないので静かでしたがこの車両は空気ブレーキがついているのでエアーやコンプレッサーの音が響きだいぶ乗った感じが違いました。走行中は一般のワンマン電車と同じ録音の案内放送が流されますがツーマンでの運行で、ICカードの読取機はなくそれ以外のカード用の読取機は設置されていました。

(2015年訪問時11月〜3月の日・祝日8号線横川駅〜江波で運行)


★高知のオーストリア電車

 とさでん交通の桟橋車庫には海外から来た「外国電車」が3両あり、そのうちのひとつがオーストリアのグラーツで走っていた320号です。(他2両はポルトガルのリスボンから来た車両とノルウェーのオスロから来た車両)

 ロングシートにカーテンの客室はあたたかみがあり落ち着いた雰囲気です。窓はハメ殺しではなく開閉が可能ですが専用のハンドルを取り付けて行なわねばならず乗客が自由に開閉することはできません。運転台の配置は広島の238号とはだいぶ違いますがやはり空気ブレーキがついています。走行中は一般のワンマン電車と同じ録音の案内放送が流されICカードの読取機もありますがツーマンでの運行でした。

(2015年訪問時「外国電車」は10〜6月の土・日・祝日桟橋車庫出入庫と高知駅〜枡形で運行/3両のうちどれかはその時次第)


景色は乗った後に(遠距離館)ポーランドもくじ>このページ

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