100形気動車


 ポルトガル南部のFuncheiraという田舎の小駅で特急(IC)を降りると新しい架線や線路が似合わない古めかしいぼってりした気動車が1両ポツンと待ってました。これがお目当ての100形という車両です。

 1・2等合造車なのでキロハというところ感じ。ただし1等(画像の黄色い線が入っている側)の設定はなく全車2等扱いでした。1等は2列-2列、2等は2列-3列のボックスシートとそれなりに差があるので乗るなら1等側がおトク。

 さて乗ったPinhal Novo行きの鈍行は一日2往復しかない区間を走るものでお客はまばらなままの発車でした。窓の外はオリーブの木と広い空ばかりが続きエンジンが大きな音を立て相当な振動でしたが、車体が案外軽いのか思ったより快調に飛ばすのが意外でした。と言ってもかぶりついて見ているとせいぜいで70kmとかでしたけれども。


 こちらは1時間弱走って着いた途中の主要駅ベージャ(Beja)。側面から見るとイモムシですが真正面から見るとダルマに見えてきます。ここから混んだこの列車にさらに小一時間ほど乗ってCasa Branca駅で降りて2時間ほどの乗り鉄を終えました。

 ポルトガルではこの100形の他、標準軌・狭軌両方のローカル線で古めかしい単行気動車が近年まで多く活躍していたそうですが、残念ながら路線再編や世代交代で過去の話になってしまいました。ただ一見新しそうな単行気動車も足回りを流用しているものがあるので下から覗き込むとゴツイ台車が見られたりするのでなかなかあなどれません。

(2006年訪問)

※その後アルゼンチンで第二の活躍をする100形に乗ってきました。その画像はこちらです。


景色は乗った後に(遠距離館)ポルトガルもくじ>このページ

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