高知・とさでんのポルトガル電車


 とさでん交通の桟橋車庫には海外から来た電車が3両あり、そのうちの1両はポルトガルのリスボンで走っていた910号です。(他2両はオーストリアのグラーツから来た車両とノルウェーのオスロから来た車両)リスボンの交通博物館で見られる同形の904号とはだいぶ違った外観になっています。


 車体に大きく書かれているPINGO DOCEというのはポルトガルのあちこちにたくさん出店しているスーパーマーケットです。こんな広告を敢えて残すというのは面白いものですね。高知の人がポルトガルに行ったら思わず買い物したくなる、みたいな広告効果はあるでしょうか。逆というのかポルトガルでPINGO DOCEを見かけるととさでんを思い出したりもしますけれども。

 乗り込むとリスボンやポルトで走っている旧型車と同様に転換クロスシート(出入口付近のみロングシート)が並んでいます。

 走行中は録音の案内放送が流されICカードリーダーが設置されている点は一般の電車と同様ですがツーマン運行でした。コントローラにはイングリッシュエレクトリックのデッカーシステムの文字が見えます。


(2015年訪問)


景色は乗った後に(表紙)ポルトガルもくじ>このページ

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