シントラの路面電車

 リスボンのレトロ路面電車は大変有名で観光写真などにもよく出てきますが、足回りは高性能化され静かなので釣り掛け好きな乗り鉄からすると物足りないのも正直なところです。外見だけでも残して景観と実用を両立させようとする姿勢は素晴らしいと思うのですけれども。

 ちなみにリスボンの電車車庫内にある博物館に行ったところ見学客の構内移動のため釣り掛けのままの古い車両に乗せてもらえました。構内の短距離とは言え良い音で内装も素晴らしかったのですが、逆に欲が出てしみじみ本線上で乗りたいなあと思ったものです。

 

 その点リスボン郊外のシントラを走る路面電車は足回りが釣り掛けなのはもちろん、エアーではなく手回しの手動ブレーキという本格派(?)のレトロな乗り鉄が楽しめますから乗り鉄にはありがたい存在です。しかもシントラ市街からマサス海岸まで坂道ありの路線を14km・45分ほども楽しめるのですからたまりません。その間立ちっぱなしで手動ブレーキを扱う運転士さんは大変でしょうけれど…。

 

 乗った車両(画像の電車)はリスボンの中古車でしたが、他に生え抜きの車両もあります。専用軌道と併用軌道が混ざる沿線は山から海まで並木あり瀟洒な住宅ありで美しく大変気持ちのよいところでした。

 なおここは観光路線であり運行は週末中心なので乗りに行く前に時刻表を確認しておきましょう。並行する道路には路線バスも走っています。

■シントラ市公式サイト 電車の時刻表あり

■Scotturb 併走するバス(441系統)の時刻表あり

(2006年訪問)


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