タルゴ3


 客車列車にはさほど興味の湧かない私ですが、スペインの赤い

タルゴ3は客車ながら大好きな車両です。連接部分に一軸という変わった車輪配置から出てくる独特のシンプルなリズムのジョイントの音や揺れがたまりませんし床が低いため低い目線のスピード感もいいものです。スタイルのカッコよさは言うまでもありません。と並べてみるとどことなく小田急SEの魅力とどこか通じるものがあるような気がします。

 

 ここでは2006年にマドリードのチャマルティン駅〜グラナダ間のタルゴに乗ったときの画像を並べます。まずはシンプルながらカッコいい筆記体風のロゴから。


 短い車体がいくつも連なる様子は迫力があるのにどことなくユーモラスです。

 右下の画像はいきなり停車駅でない駅で止まり遅れるの図。乗客は慣れているようで表に出てタバコ吸ったりのんびりしていました。かつてスペインの鉄道はこのように遅れるのが当たり前と聞かされたものですが、今や高速鉄道の定時率はかなりのものと聞きます。


 乗った2等車の車内はシンプルで落ち着いた雰囲気。座席は地味でややくたびれていたもののクッションがやわらかく掛け心地はなかなかよいものでした。喫茶室に行ってみると明るい黄色でまとめられ地味な客室とはずいぶん違う雰囲気。壁に掛けられた額がレールの断面の絵というのもシャレてます。

 このときは終着のグラナダまで行かず途中のリナレス・バエサという駅で降りました。ホームの端にはややくたびれた雰囲気の電源車が置いてあり、駅構内にはもう営業していないもののレストランタルゴなんてものがあってタルゴがスペインの代表だった時代を思い出させます。

 なお訪問後ほどなくマドリード〜グラナダ間のタルゴ3は引退し、同区間の経路はリナレス・バエサ経由ではなくコルドバ、アンテケラと高速線を南下するルートに変わりました。引退は残念ですが、高速線・在来線直通列車になったため軌間変更が体験できるという楽しみが加わったのはうれしい点です。


景色は乗った後に(遠距離館)スペインもくじ>このページ

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