ボトシャニの路面電車


 ルーマニア北東部にあるボトシャニ(Botosani)という街の路面電車は1991年に開業した比較的新しいものです。系統は101系統(Catamarasti〜Gara〜Luceafarul)と102系統(Catamarasti〜Gara〜Eminescu)の2つと規模はそう大きくないので一通り乗ってみました。

 まず両系統の終点Catamarasti近くにある車庫前から様子を見ていきます。周りは工場などでほこりっぽくやや殺風景なところでした。


 車両はドレスデンから来たタトラの中古車による単行運転で走行音はごく静かです。色や方向幕はドレスデン時代のままのようですが結構街になじんでいるように見えました。ツーマンで私服の車掌さんが均一運賃の切符を売り歩きます。


 左の画像はGara(ボトシャニ駅前)停留所です。101系統はGaraからNationala通り経由で中心街を通り町の東に位置する終点Luceafarul(右の画像)で折り返します。片運転台なので各起終点はループになっていました。


 こちらは102系統の終点Eminescuのループです。102系統はGara近くで101系統と分かれ南寄りを走っています。

 右は時刻表です。時刻表の掲示された停留所は少なく、あってもどの停留所もこれと同じものが掲示されているようでLuceafarulとEminescuの発車時刻だけの案内でした。


(おまけ)バス

 最後のおまけはEminescuから町の中心まで乗ったバスです。ボトシャニのバスはMAXI TAXIという名で見た限りこのような小さい車両が使われていました。運賃は路面電車と同額の均一でワンマンの運転士さんに前払いします。


(2010年訪問)


景色は乗った後に(表紙)ルーマニアもくじ>このページ

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