サンティアゴの市内バス・空港バス


 チリの首都サンティアゴの市内バスは2007年にバス網の抜本的な再編と案内整備が行われたため非常にこざっぱりとしています。その雰囲気はやはりバスの抜本的な再編が行われた韓国のソウル辺りを思い出させるものがありました。以下広大な地域をカバーするサンティアゴ市内バスのほんのさわりだけを紹介します。


 まずは多くのバスが行き交うサンティアゴの目抜き通りオイギンス通り(O'Higgins)の画像から。道路の中央に木が植わっていることもありBRTでよく使われる中央レーン式ではありませんが、立派な停留所が設置されています。

 主要な停留所は屋根やベンチはもちろん路線図や系統案内がよく整備されているので助かりました。連接バスが発着するため停留所が長めなのですが、系統が多いとそれが複数並ぶため道沿いに延々と停留所が続くことになります。そうした停留所で乗るバスの発着するところを探すのはちょっと大変。なお一部停留所のみ停車の急行系統(系統番号にexpresoのeがついています。)もあるので要注意。

 幹線系統の主役は収容力のある連接バスです。(幹線系統の塗色はこのように白地に黄緑色です。)バスの系統と行先表示は前面上部「おでこ」の部分だけでなく、窓の内側下部に経由地を書いた札も掲げられています。

 大きな機器スペースが目立つ連接バス車内前方。バス運賃の支払方法は前乗り中・後ろ降りで前払い、ICカード(地下鉄と共通)のみで現金は使えません。つまりカードを持っていないと乗車できないということになります。またチャージも車内ではできないので前もって地下鉄駅などでチャージしておく必要があります。

 というと不便みたいですが、地下鉄や他の系統のバスとの乗継が無料ですし、乗降時間が短縮される効果もありトータルでは便利です。

 ちなみにこうした街中を走る路線バスでもアイスキャンディーや飲み物、お菓子の売り子や芸人が来てどの扉からでも乗ってきます。暑い1月ながら冷房がないので冷たいものが結構売れていました。(私もお世話になりました。)売ったら客のゴミを回収するところもよく見たのでマナーはキチンとしているようです。


 こちらは連接でない幹線系統の3扉バスです。乗り方はやはり前乗り中・後ろ降り。


★地域バス

 白地に黄緑の幹線系統とは別に、地域ごとに色分けされ狭い範囲を走るバスもあります。こうした支線系統には地域を示すアルファベットがついた系統番号がつけられています。乗り方は幹線バスと同じ。なお小さい停留所になると案内はこのような小さい看板だけになってしまいますが、系統番号と行き先・経由地は書いてあります。


★空港バス(Centropuerto)

 こちらの青いバスは地下鉄や市内バスとは別体系の空港バス、Centropuertoのバスです。(料金は現金前払い)

 画像の場所は地下鉄1・2号線Los Heroes駅近くのオイギンス通りの真ん中。ここで折り返して空港に向かいます。グレードは高くなく座席が多く荷物スペースがある以外は普通の路線バスといった感じ。おかげで旅行の最後にも路線バスのマニア席が楽しめます。 

 このバスの困る点は停留所がどこだかよくわからないこと。沿線の市内バスの停留所には何も書いてありませんでしたし、かぶりついていると乗客は適当な道端で手を挙げて乗っているように見えました。飛行機に乗ろうというときこれではちょっと不安です…。ただし下の写真、地下鉄1号線Pajaritos駅では駅上にあるバスターミナル内に乗り入れていたのでここからだと安心かもしれません。

 私が乗ったときはLos Heroes駅から渋滞なしで空港まで32分でした。空港に着くと日本までの長い飛行機が目の前で憂鬱になります。


景色は乗った後に(遠距離館)チリもくじ>このページ

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