知本温泉


 知本温泉に泊まろうと知本駅に夜着き、温泉まで行くバスは終わっている時間だったので駅前に2軒あるレンタバイク屋でスクーターを借りようとしましたが日本人には貸せないとの返事でした。もっともどちらの店にも結局あったのは125ccだけで普通免許で50ccにしか乗れない私には意味がなかったのですが。

 幸いレンタバイク屋のおばちゃんがタクシーの運転手もやってるというので適当な安い宿までと頼んだらビジホのような金師大飯店に連れて行かれました。タクシー代は200元です。


 部屋を見せてもらうとシンプルでこざっぱりしていたので迷わず決めます。宿泊料はツインルームを1人で利用して素泊まり700元とのことでした。

 夜も10時を過ぎての到着だったのですぐ温泉に入ることにします。と言っても温泉らしい大浴場ではなく部屋にある狭い風呂場にお湯を溜めて入るだけですけれど。私は大浴場より部屋ではったばかりの温泉に入る方が好きなのでこういう方が助かります。硫黄の香る透明な湯につかり、風呂から出てさっぱりしたら眠くなりバタンキューです。


 翌朝窓を開けると山と川が目の前に広がってなかなかの眺めが広がっています。ただしセブンイレブンなんかの看板もありそこは俗世という感じですが。周辺には温泉客目当ての飲食店がいくつか目に付きとりあえず朝昼晩食うには困りません。


 朝はバスで出発します。宿の人にバス停の場所を聞くと表のバス通りに出ていればどこででも乗れるとのことでした。つまり自由乗降状態というわけで楽ちんです。

 手を挙げて停め乗ったバスは鼎東客運山線の知本駅経由台東行きで、知本駅までの運賃22元を前払いしたところで前日タクシーに使った200元が惜しくなってしまいました。手を挙げて乗るとタクシーのようなので貧乏性が出てしまったわけです。


(2007年訪問)


※2009年8月に台湾を襲った台風(八八水災)によりこの金師大飯店は倒壊してしまいました。


景色は乗った後に(表紙)台湾もくじ>このページ

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