テムコの鉄道博物館


 チリのテムコ(Temuco)には鉄道博物館があるというので乗り鉄の前にちょっとのぞくことにします。

 鉄道博物館はテムコ駅から線路沿いを北東に15分ほど歩いたところにあります。この辺り旅客列車は少ない区間ですが、道々結構頻繁に木材輸送の貨物列車や単機の行き来を見ることができました。その本線からバス通りを挟んで引込線が博物館内にのびています。


 さて博物館の敷地に入るとよく手入れされた芝生が青々と広がり、錆び付いた車両が野ざらしで展示されています。この芝生のある辺りは普通の公園のように開放されているので子供連れやカップルが憩う場所になっていました。車両の周りでラテンらしく濃厚にくっついているカップルがいたりするのでデジカメ向けにくかったりも。左下のイタリア製電車AMZ-51は一応まだ色が残っていましたが、朽ちるにまかせるという感じです。


 芝生の中を進むと奥に扇形機関庫が登場。ここから有料になるので門の脇で切符を買います。入るとまずビデオ(英語字幕付きのもの)を見せてくれるという段取りですが、このビデオが何やら文芸的な内容で面食らいます。

 改めてもらったパンフを見るとMuseo Nacional Ferroviario Pablo Neruda(パブロ・ネルーダ国立鉄道博物館)とありました。この鉄道博物館、鉄道員の父を持ちテムコで幼少期を過ごした詩人パブロ・ネルーダ(ノーベル文学賞受賞者)を記念したものなのだそう。と言われても文学に疎くスペイン語もできない私には縁遠い世界なのですが。

 展示は蒸気機関車が中心なので蒸機に興味がない私にはどうも猫に小判豚に真珠、軽く一回りしてテムコ駅に戻りました。日本製車両もあったので蒸機好きなら来て損はなさそうです。また南米文学や詩がお好きな方ならそちらの面からも楽しめるかも。


 キレイな内装が保たれている大統領用お召し客車。こんなので旅行したらオツだろうなあ。 


景色は乗った後に(遠距離館)チリもくじ>このページ

inserted by FC2 system