近郊電車とヨーロッパ側シルケジ駅


★シルケジ駅

 イスタンブールのヨーロッパ側ターミナルは旧市街にあるシルケジ駅(Sirkeci)です。トルコ鉄道のヨーロッパ側の起点になる駅ですが、発着する国内外に向かう長距離列車は少なく頻発するハルカル(Halkali)行き近郊電車「バンリヨ(Banliyo)」が目立っています。

 現在切符の窓口などが設置された新駅舎が駅の機能を担い、重厚な旧駅舎は記念物的な位置づけになっているようです。駅前には蒸気機関車が置かれお子様が記念撮影中。


 駅に入ると国父アタテュルクの顔が頭端ホームを飾っているのが見えます。長距離ホームは旧駅舎側にくっついた一面のみで改札口がなく旧駅舎見物がてら歩き回れますが、近郊電車のホームは入口に自動改札があります。


★ロテム電車

 近郊電車には韓国の現代ロテム製の新車が投入されているためそれを宣伝するポスターや看板が数多く見られました。高床であり偶然にも近郊列車のカラーリングが近年のコレイルカラーのように赤と青なのでなんだか韓国に来たようです。この新車の玉突きになったのか1950年代から走っていた旧型車両は見かけませんでした。

 ちなみにこの新車より前の車両は冷房がなくドアは一部走行中も開けっ放しでしたが、これで冷房がついてちゃんと全ドア閉まったまま、さらに固定窓となり遊び乗りの私からすると正直残念です。もっとも「お、冷房がついてる!」と驚き喜んでいる乗客を見てしまうとアホというかワガママなマニア心もさすがにややしぼんでしまいましたが…。こういうことはどこで世代交代を見ても同じわけですがなんとも複雑なものがあります。

 右はシルケジから30分弱乗ったバクルキョイ駅のホーム。自分を宣伝する看板にロテム電車も照れてるかも。


★バクルキョイ駅

 単に泊まったホテルの最寄駅だったというだけの理由ですが、以下シルケジ駅から近郊電車で30分弱のところにあるバクルキョイ駅(Bakirkoy)の画像を貼ります。右の画像、正面の突き当たりは切符ではなくジェトンというトークンを販売する窓口です。長距離の乗車券は販売していません。近郊電車はイスタンブール市内交通の一つという位置づけの料金体系にあり距離に関係なく1乗車ごとの均一料金です。(市内交通用のチャージ式乗車券「アクビル」も利用可能。)

 構内には高速鉄道の宣伝ポスターが貼られていました。イスタンブール・アンカラ間5時間と大きく書いて28分と小さく下に付けているあたりなかなか上手ですね。高速鉄道はまだアンカラ〜エスキシェヒル間のみの運行なのでエスキシェヒルで乗り換えが必要ですが、いずれイスタンブールまで開業した時にはどこまで縮まるのか楽しみです。


 ホームにある駅長事務室に入ると一番高いところにあるアタテュルクの肖像画が目に入ります。

 近郊電車は日中15〜20分ごとと都市交通にしてはやや間延びしているのですが、その分車中も駅ものんびりしたところがあり乗り味はなかなか悪くないと思います。

※アジア側ハイダルパシャ駅から出る近郊電車の様子はこちらです。


景色は乗った後に(遠距離館)トルコもくじ>このページ

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