近郊電車とアジア側ハイダルパシャ駅


★ハイダルパシャ駅

 イスタンブールから首都アンカラをはじめアジア側に向かう鉄道のターミナルはハイダルパシャ駅です。駅前はボスポラス海峡に面しヨーロッパ側に向かう渡船が頻発していて便利ですが、三方を海に囲まれ駅に隣接する商店街等はないのでやや閑散としている感じ。欧亜連絡を重視した時代に渡船との乗り継ぎを優先したのでしょう。

 ここから近くの街というと10分程度歩いたカドゥキョイの街ということになります。カドゥキョイの街に向かう道にはトルコ鉄道開業150年を記念するゲートがあり、中央の出っぱりには国父アタテュルクの写真が貼ってあってなかなか立派。ただ沿道は露店がぽつぽつあるくらいで静かです。

 海に面した駅前広場には船着場があるほか、蒸気機関車が置かれアタテュルクがハイダルパシャ駅を利用したときの写真が展示されています。駅舎の中は外見のごっつさとは対照的に曲線が多用されソフトで明るい雰囲気なのが面白いところ。


 駅舎にもアタテュルクの写真が貼ってあり、さらに頭端ホームにはアタテュルクの胸像が置かれています。もともとあちこちでアタテュルクを目にすることが多いトルコですが、ハイダルパシャ駅は本人が実際に利用しているだけにより多く設置されているのかも知れません。

 ハイダルパシャ駅はヨーロッパ側のシルケジ駅と比べ長距離列車が多くターミナル駅らしさが強く感じられます。


 とは言え頻発しているのはやはり近郊電車のバンリヨ(Banliyo)。従来の車両は冷房がなく扉の一部は開けっ放しのまま走るため開放感があります。

 アジア側にもヨーロッパ側同様ピカピカのロテム車が入り、駅には大きな垂れ幕が下げられ盛んに新車導入を宣伝していました。高速鉄道が開業し盛んに新車が導入されトルコの鉄道は大きく変化している最中ですが、それが一段落つく頃にはいったいどんな雰囲気になっているのか気になるところです。

※ヨーロッパ側シルケジ駅から出る近郊電車の様子はこちらです。


景色は乗った後に(遠距離館)トルコもくじ>このページ

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