シカゴの近郊鉄道メトラ


 シカゴの近郊列車メトラ(Metra)のうち北のケノーシャ(Kenosha)に向かう路線(Union Pacific North Line)に乗ってみました。まずはシカゴのターミナル駅OCT(Ogilvie Transportation Center)へ。改札はない櫛形の頭端式ホームに入ると二階建てで背の高いステンレス客車(制御客車)が頭を突っ込んでいるのが見えます。北端がディーゼル機関車・南端が制御客車という機回しをせずに折り返せる編成です。


 ホームでこの二階建て客車に挟まれるとかなりの迫力。扉は1両に1ヶ所、車両の中央付近にあり乗り込むとデッキになっています。デッキから前後どちらかの客室に入ると1・2階が吹き抜けでつながっていて、1階は2人掛け転換クロスシート、2階は1人掛け転換クロスシートと折り畳み式補助椅子が並び壮観です。


 2階に上がる階段はデッキの扉のそばにありかなり狭く、秘密基地の通路みたいというのかお子様な私はこれを見ると1階が空いていてもつい上りたくなってしまいました。


 吹き抜け構造が役立つのが検札のときです。車掌さんは1階から手をのばして2階席の乗客の検札・切符の販売ができるので2階に上がらずに済むというわけ。また各席には切符挟みがついていて切符を持って乗った場合はここに挟んで検札に備えます。(切符を買える駅で買わずに乗車し車内購入する場合は運賃のほかに車内販売手数料が必要。無人駅あるいは出札口の営業時間外に乗車した場合は不要。)また扉扱いも車掌さんの役目です。こういう複雑なつくりの車両だと非常口案内も面白く感じました。


 こちらは夕方のケノーシャ駅。OTCからここまで1時間40分と結構乗りでがあるものの座席の掛け心地は悪くなく車内は清掃が行き届き快適でした。吹き抜けのおかげか二階建てながら圧迫感はそれほどでもなくうまく考えられた構造の車両だと思います。


景色は乗った後に(遠距離館)アメリカもくじ>このページ

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